日本語でも様々な分野があるように、
当然英語でも様々な分野があります。
自分の専門分野や日常会話は話の内容がすっと理解できますが、
予備知識のない、別の専門分野の話は外国語に聞こえるほどに、
理解できないことはありませんか?
テレビで解説されているものですら、
解説は基本的に素人向けに作られているとはいえ、
もともとアレルギーのある嫌いな分野などは聞こうとしませんから、
自然に耳にははいってきません。
英語も全く同じだと考えましょう。
しかも、これを能動的に行っていただきたいのです。
あれもこれも聞くのは無理とあきらめて、いったん、同じ分野に集中していただきたいのです。
リスニングを向上させるコツの記事でも書きましたが、
小さい分野に集中すること。
その例をいくつかあげてみます。
英語だったら何でも聞けるようになりたい!という声が聞こえてきそうですが、
最終的にはそこを目標にするにしても、
「一番優先して聞けるようになりたいのは何か?」ということを決めてしまいましょう。
ここでは、映画を例に挙げてみます。
リスニングの初心者は、書店に行くなどして、音声とスクリプト(書き起こし)の両方が入手できるものからはじめてみましょう。
映画のリスニングの分野を
フィクション > ドラマ > 恋愛もの > ティーン恋愛もの
(アクション・ホラーはあまり会話が出てこないので
よほどお好きでなければ学習にはおすすめしません)
のように絞るとすると、
まず、字幕つきで1本の映画を見て筋を理解し、
その後、何度も字幕なしで見てください。
あぁ、このシチュエーションではこの言い方なのか、と
シチュエーションベースで単語や表現が入ってきます。
2度聞いても 「?」 と疑問に思う部分は
スクリプトを見てしまいましょう。
そもそも知らない表現か、文字と音とが一致していなくて
聞けていないかのどちらかなので、何度聞いてもわからない可能性があります。
そして、ある程度その映画の内容が英語だけで聞けるようになってから、
同じ分野の映画にうつってみましょう。
これを繰り返すことで、ティーン恋愛モノでの表現はいつでも聞けるようになってくるはずです。